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​植物を「なんとなく雰囲気」で
見分けるためのメモ -草編-

<やはりキク科から>
●ハルジオン
 Erigeron philadelphicus:先(春)に咲く、茎は中空、花はうつむき葉は茎を抱く、根生葉はへら型(春は減らず口)
●ヒメジョオン Erigeron annuus:春から夏に咲く、茎は詰まっている、花は上を向き葉は茎を抱かない(姫はつーんと孤立)、根生葉はスプーン型

●オオアレチノギク Erigeron sumatrensis:頭状花開かない、葉に白い毛が密生、茎に毛が多い
●ヒメムカシヨモギ Erigeron canadensis:頭状花開く、脈と縁のみ白い毛が散生、茎の毛はまばら(姫だからね)、上の方はダイヤモンドみたい
※ Erigeronは他に、アレチノギク(bonariensis)


●チチコグサ Gnaphalium japonicum:茎の先端だけに花、弱々しい、葉は線形
●チチコグサモドキ Gnaphalium pensylvanicum:黄緑色で柔らかそう、毛が多い、葉の先が丸い、茎に沿って花がちょんちょんつく、
●ウラジロチチコグサ Gnaphalium spicatum:葉の裏が真っ白、ロゼットはべたっとしていて踏まれても頑張る感じ
●タチチチコグサ Gamochaeta calviceps:全体的に細い感じ、葉も細くて濃い緑色

●ハハコグサ Gnaphalium affine:父に比べるときれいな黄色い花
●セイタカハハコグサ Pseudognaphalium luteoalbum:黄色い花だけどひょろーんと背が高い
●ヤマハハコ Anaphalis margaritacea:山にある、白い花

●タビラコ
= コオニタビラコ = ホトケノザ(春の七草):田んぼ、花びら少ない
●ヤブタビラコ:湿ったところに多い、なんとなく葉っぱが大きい感じ
●オニタビラコ:道端にいっぱい、背が高くてひょろっとしている

●ニガナ:葉っぱ細く、花びらも細く少ない
●イワニガナ = ジシバリ:葉っぱはスプーンみたい、地面をはっている
●オオジシバリ:葉っぱはへら状、花は大きい!

●コウゾリナ:赤い棘があってじょりじょりする

<野菊の仲間>
ウガギク Aster:冠毛なし、カクテル型、花は上のほうにつく感じ
ントウヨメナ Aster:冠毛なし、カクテル型、花は薄紫色っぽい、じめじめしたところ

ロヨメナ Aster:冠毛あり、ワイングラス型、三行脈が目立つ
ラヤマギク Aster:冠毛あり、ワイングラス型、花びら少ない、葉っぱは三角形で大きい
コンギク Aster:冠毛あり、ワイングラス型、花がたくさん、葉っぱはざらざら
※ 若い
ユカちゃんは脱毛しておしゃれにカクテル、シノおばあちゃんは昔ながらのワインを楽しむ。​

●シュウブンソウ Aster:ロゼットだけ見るとシロヨメナにそっくり、だけど葉柄が柄っていうより葉っぱがシューぶんそー、、、って感じ?

●カワラノギク Aster Kantoenis:葉っぱが細長い
●リュウノウギク Chrysanthemum makinoi:いわゆる菊って感じ、香りが良い

●ムラサキカタバミ:葯は白

●イモカタバミ:葯は黄色、葉っぱにチョンがある

●ツルマメ:葉っぱは細長い、花はピンク色、大豆の親
●ヤブマメ:葉っぱはひし形、花は白と紫
●ヤブツルアズキ:葉っぱは細いひし形、花は黄色、小豆の親(さやは長ーい)
●トキリマメ:葉っぱはひし形、花は黄色、豆2つ入りの赤いさやがきれい

<細長い葉っぱたち>
●キジカクシ科 Liriope・・・ヤブラン(濃い緑色、主脈はっきり)、ヒメヤブラン(小さい)
●キジカクシ科 Ophiopogon・・・ジャノヒゲ(群生することが多い)、ナガバジャノヒゲ(株立ち)、オオバジャノヒゲノシラン(葉幅広い、jaburan=ヤブラン?!)
●キジカクシ科 Reineckea・・・キチジョウソウ(ランナーでわかる)
●ショウブ科 Acorus・・・セキショウ
●ヒガンバナ科 Lycoris・・・ヒガンバナ
●カヤツリグサ科 Carex・・・各種スゲの仲間

​●ヤブランは根本が黄緑色っぽく、ヒメカンスゲなどは根本が茶色い感じ

<​ユリじゃなかった仲間たち>
キジカクシ科
・・・ナルコユリ:枝分かれしない、茎は丸い、花の基部に短柄がある(緑色の突起?)、花多め
キジカクシ科・・・アマドコロ:枝分かれしない、茎は四角い(ところてんみたい)、花の基部は白いまま、葉は白っぽいマットな感じ
イヌサフラン科・・・ホウチャクソウ:枝分かれする、花びらが分かれている
イヌサフラン科・・・
チゴユリ:小さい

●ヤマノイモ:対生、丸くて硬い実がかわいい
●オニドコロ:互生、楕円形ですぐに壊れるイマイチな実

<似てない?>
●ムラサキサギゴケ:紫濃い、花大きい、はう
●トキワハゼ:はわない、いつもはぜている(常盤爆ぜ)
●カキドオシ:もくもく葉っぱで良い香り
●キランソウ:一番濃い紫で、林の中とかでべたっとしている

●タネツケバナ:田んぼや畑など、果実は少し手を開くように上を向く 雄しべ6
●ミチタネツケバナ:道端、果実が茎に沿うように上を向く 雄しべ4

<つたやで豪勢(ごーせい)だ!>
●互生 ヤマネコノメソウ:萼はもりもり平開
●互生 ツルネコノメソウ:マルバに似ていてランナーあり
●互生 タチネコノメソウ:マルバに似ていてランナーなし
<他は対生だぃぜぃ!>
●ネコノメソウ:おしべ4個で短い、萼は直立
●イワボタン:葉っぱは細長い、葯は黄色
●ヨゴレネコノメ:葉っぱは細長い、葯は赤茶色(イワボタンの変種)
●ムカゴネコノメソウ:葉っぱは丸っこく全体的に緑っぽい
●マルバネコノメソウ:可憐な丸い葉っぱ、茎に毛
※ いがりまさしさんの植物検索システムがわかりやすい!


オギにのぎなし、ススキにのぎあり

●フユイチゴ Rubus buergeri:濃い緑、葉の先が比較的丸い、枝や葉裏には毛が多い
●ミヤマフユイチゴ Rubus hakonensis:なんとなく優しい黄緑、葉の先がとがる、枝には棘(とげとげいちごだ)

●キツネノボタン:実の鉤の先が曲がる
●ケキツネノボタン:実が楕円形で鉤の先が曲がらない
●タガラシ:実が楕円形で鉤はない(もこもこ)

特定外来3兄弟:「オオ」「オオ」「オオ」 (オオハンゴンソウオオキンケイギクオオフサモ


●キュウリグサ:花の中が黄色
●ハナイバナ:花の中が白っぽい

●アレチハナガサ:葉が茎を抱かない
●ヤナギハナガサ:葉が茎を抱く(ヤナギ抱き)

●ヤハズソウ:茎の毛が上向き
●マルバヤハズソウ:茎の毛が下向き
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